家の屋根に数台のソーラーパネルを取り付けることで自家発電が可能となり、発電した電力の内、使用しない分は電力会社に販売が出来る、いわゆる売電効果と節電効果を期待することが可能になります。
ソーラーパネルは直流の電気を作り出す装置、各ソーラーパネルのケーブルを接続箱で直接に接続し、電力を加算するのが太陽光発電システムの特徴です。最近は沿岸部でも塩害に強い装置やケーブルの登場で、従来沿岸部では取り付けが困難と言われていた地域でも発電システムを利用出来るようになりました。塩害とは潮風などによる被害を意味しており、太陽光発電システムは金属であり、ケーブルはゴムなどの材料で覆われているものです。
金属は錆などの腐食が生じやすい、ゴムについても長期間潮風にさらされていると被覆が劣化してしまう、ケーブル内部の銅線への劣化にも繋がることになりかねません。沿岸地域ではこうした被害を受けやすいなどからも、設備投資を行っても設備の劣化が他の地域よりも早く訪れる、メンテナンスの頻度も増えるデメリットがあったわけです。現在では塩害に強い製品も登場しているなどからも安心して発電設備の導入が可能になっているわけです。
ちなみに、ケーブルはソーラーパネル1台に対し、2本が必要になります。これはソーラーパネルから取り出す電気が直流電源であり、プラス側とマイナス側の2本が必要になるためです。各ソーラーパネルで発電した電気を集めるのが接続箱の役割で、この装置では電源を直列に接続する、いわゆる乾電池と同じように接続を行い、家庭用電化製品などで利用可能な交流電源に変換を行います。