結束バンドの使い方

結束バンドは登録商標で呼ばれることが多い

電気配線をまとめる結束バンドのことをインシュロックと呼ぶことがあります。

あるいはタイラップと呼ぶこともあります。最近は結束バンドと呼ぶ人の方が多くなってきていますが。この様な呼び方をする人の方が古くから利用している人に多いように思います。これらの呼び方は実は一般名称ではなく、登録商標である商品名なのです。元々結束バンドは1958年にトーマス・アンド・ベッツ社が開発して販売を始めたものです。この為にトーマス・アンド・ベッツ社の商品名でタイラップと呼ばれていました。

その後に日本のヘラマンタイトン株式会社が1970年よりインシュロックという登録商標で発売を始めました。現在インシュロックは結束バンドのメーカーとして世界最大で、優れた品質の物を製造しています。また種類も非常に豊富でこの為にインシュロックと呼ぶ人が多くなったわけです。この様に登録商標で呼ばれることが多かったのは元々は配線工事をする人などプロとして利用する人がほとんどであったためによるものだと考えられます。

しかし最近は一般名称である結束バンドと呼ぶ人も多くなっています。これは100円ショップなどでノーブランドの製品が多く販売されるようになり、登録商標以外の呼び名で売られることが多くなったからでもあり、また一般の人が利用するようになったことで分かりやすく機能を表示している名称が普及したからではないでしょうか。英語での一般名称としてはケーブルタイやナイロンバンドなどと呼ばれています。

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