結束バンドの使い方

10GBASE時代に対応するlanケーブル

大手通信事業者では徐々に下り最大10Gbpsを誇る光ファイバーサービスに参入し始め、日本のインターネットのインフラもついに新時代を迎えようとしています。

10Gbpsのサービスを導入してベストなネットワーク環境を構築したければ家庭やオフィスで利用するネットワーク機器やlanケーブルも刷新をしなければなりません。元々の光ファイバー回線の速度を活かすためにはホームゲートウェイからはじまり、スイッチングハブやパソコンなどの端末に搭載されているイーサネットアダプタ、さらにはそれぞれの機器を接続するlanケーブルに至るまで全ての仕様を統一する必要があります。

もしも経路の途中で下位のスペックの機器やlanケーブルがひとつでも存在すれば遅い方に合わせてしまう仕組みとなっており、それがボトルネックとなって大幅な速度低下が発生してしまうので注意が必要です。10Gbpsに対応したlanケーブルのBASEの規格は大きく分けてWANでの利用を想定した10GBASE-W、LANとWANに両対応した10GBASE-R、低速伝送向けの10BASE-Xなどがあります。

さらに伝送距離が長いがコストが高いシングルモードケーブルと伝送距離が短いが低コストのマルチモードに大分され、その先には伝送距離が具体的に示され、最大伝送距離の仕様が26mから40kmまでのタイプが揃っています。1Gbpsの時代とは比較にならないほど多くのタイプが存在していますが、それだけシビアである一方で利用するサービスや機器に最適な仕様のlanケーブルを選択すれば、これまで経験した事のない10Gbpsの未知の世界を体感できます。

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